鉄鋼材料は、鉄鉱石の精錬から生まれ、各種工程を経て、板、棒、管などの形で、メーカーから供給されます。鋼材
を使用する側は、規格名を媒体にして、メーカーから鋼材を購入し加工して製品を作ることになります。この鋼材購入から製品の完成までには、種々の工程があ
り、全ての工程に鋼材情報を正しく伝える必要があります。
多くの方は、鋼材規格名を決めれば、世界中どこから購入しても同一品質の鋼材が入手できて、何も難しいことはないとお考えかもしれません。しかし、実際はそう簡単ではなく、鋼材によるトラブルを経験されている方も多数おられると推察いたします。
ここでは、選定から調達における注意すべき考え方の一例を述べます。MatGuideを有効に活用していただくための参考としていただければと思います。
1.相当材料情報の提供により、より安価なものづくりに貢献します
これまでの材料選定は、設計部門・調達部門の経験則から、ややもするとJIS材に頼りがちの嫌いがありました。
キーメタは、世界各国の相当材料情報を提供しますので、材料選定にバリエーションを生み、調達コストの軽減を実現します。
2.サプライヤー情報の提供により、鉄鋼の流通に革命を起こします
キーメタは、各材料につき、サプライヤーの情報を提供しますから、調達先のバリエーションを生み、メーカーが調達先を選択できるようになることにより、流通をも変える可能性を含んでいます。
サプライヤー(鉄鋼メーカー)側からすれば、キーメタに情報登録をすることにより、販路を拡大することも可能となるでしょう
3.金属特性の豊富さとアップデートポリシーにより、材料検索の時短と正確性を実現
従来の書籍等による検索方法では、相互参照検索に要する時間は1件45分程度とされます(キーメタ調べ)。キーメタは平均10分未満で検索し、関連の特性をも表示する点で便利です。
また、日々新しい規格情報がアップデートされるため、データは最新で正確性が担保されます。書籍等を逐一購入するのと比べても、キーメタの料金は安価ということができ、経費節約にも繋がります。
本来こういった情報検索はWEBデータベースに適したものであったといえるでしょう。
キーメタとは
KEYtoMETALS(キートゥーメタルズ)は世界最大・18万種以上の合金WEBデータベースの有料サービスです。
化学組成・機械的特性・物理特性のほか、各国の規格の相互参照表、サプライヤー情報を得ることができます。
サイトは19言語に翻訳されており、グローバルビジネスにも対応しています。
ベストマテリアが日本唯一の販売代理店です。
http://www.keytometals.com/
プラント機器・設備の損傷機構と事例および寿命予測・防止対策講習会
コストダウンの観点から、老朽化した構造物を安全に操業することが重要となっています
構造物の材料の損傷機構はほとんど解明されており、本講座ではその知見をレクチャーします
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講 師: 株式会社ベストマテリア 社長 工学博士 木原重光 氏
■ 日 程: 7 月6日(金) 10:00?17:00 (講義:6時間/休憩:60分)
■ 会 場: オームビル 地下1階 ゼミルーム(東京都千代田区神田錦町3-5-1)
■ 受講料: 1 名29,400[28,000+1,400(税)] 円(税込)
※講師の紹介と書き添えて申し込むと、
29,400円の受講料が26,250円に割引となります
元IHI基盤技術研究所長。
現在、早大理工学術院非常勤講師、日本高圧力技術協会圧力容器材料分科会主査、日本規格協会圧力容器技術委員会委員などを務める。
金属学会、鉄鋼協会、腐食防食協会に所属。
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プログラム
壊れないように製造したものがどうして壊れるのか
1.設計、製造における破損因子
経年的破損の原因となりうる構造設計、材料選定、調達、
加工組立(鋳造、鍛造、溶接など)における問題
2.経年損傷機構
疲労、腐食、クリープ、摩耗、エロージョン、材質劣化の発生機構
3.経年損傷スクリーニング方法
疲労、腐食、クリープ、摩耗、エロージョン、材質劣化の発生必須条件
重大損傷事例から学ぶ
1.コメット機墜落(疲労)
2.御巣鷹山のジャンボ機墜落(疲労)
3.米ぬか油脱臭缶におけるPCB 混入事故(腐食)(カネミ油症)
4.その他
損傷を如何に防ぐか
1.寿命予測
疲労、腐食、クリープの寿命診断方法
2.防止対策
材料選定、検査、モニタリング方法など
<習得知識>
1.プラント機器・設備に懸念される損傷の機構(疲労、腐食、クリープ、摩耗、エロージョン、材質劣化)
2.重大損傷事例からの教訓
3.損傷に対する寿命予測、防止対策
<講義概容>
成熟社会となりつつある我が国では、膨大な社会・産業資産としての構造物(設備、機器)の
老朽化が進んでいる。安全・安心および国際競争の激化の中で、すべての製造業において必須
であるコストダウンの観点から、老朽化した構造物を安全に操業するために、保全関係技術者
の重要性が高まっている。構造物の主構成材料である金属材料では、長い歴史の中で構造物の
破損原因となる材料の損傷機構はほとんど解明され、寿命予測技術も進歩してきた。
本講義は、保全関係技術者に、蓄積された経験と研究成果への理解を深め、構造物の安全な
維持に必要な各種手法を習得してもらうことを目的としている。
お申込について
? 以下のいずれかの方法でお申込みください
? お申込受付後,受付完了のご連絡(メールまたはお電話)を致します
? 受講票・請求書をお送り致します
<注意>
? お申込後1週間たっても受付完了の連絡がなかった場合は,お手数ですが,弊社までご連絡ください? 開催日の7 日前以内のキャンセルは,お受け致しかねます.必要に応じ代理の方のご出席をお願い致します
お支払について
<期日>
? 受講料は,講習会開催日の翌月末日までにお支払いください※ 経理の都合上,期日までに間に合わない場合は,対応致しますのでご一報ください
<方法>
? 銀行振込にて,下記の口座へお振込みください.なお,振込手数料は御社にてご負担願います
※ 講習会当日に現金でのお支払も承りますが,領収書等の準備がありますので,事前のご連絡をお願い致します 三井住友銀行 多摩センター支店(909) (普) 0973522 株式会社テックデザイン
FAX 042-313-7682
本用紙の申込欄に必要事項をご記入の上,送信ください
E-mail entry@tech-d.jp
【社名】,【所属部署名】,【受講者氏名】,【所在地】,【電話番号】,【FAX 番号】,
【E-mail アドレス】をご記入の上,送信ください
HP http://www.tech-d.jp/
【申込フォーム】をクリックし,必要事項をご記入ください
主 催 申込・問合先
名 称 株式会社テックデザイン( http://www.tech-d.jp/ )
住 所 〒206-0034 東京都多摩市鶴牧 1-3-10-607
電 話 042-313-7680 FAX 042-313-7682
E-mail entry@tech-d.jp (申込) / info@tech-d.jp (問合)
Key to Metalsの特長
KEY to METALS
は、
50ヵ国以上、17.5万種類以上、450万件以上の
鉄鋼、鉄、アルミニウム、銅、チタニウム、マグネシウム、錫、亜鉛、鉛、ニッケル、その他の金属の化学
成分、機械的性質、材料特性データ等を保有する世界最大級の金属材料データベースです。
金属材料の基本的な事項に関する技術解説集も含んでいます。
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